選択の余地があるから人はサボる

人はどうしてサボるのか

 人はどうしてサボるのか。どんなに「頑張るぞ」と固く決心しても、その通りに行動する可能性はかなり低いのではないだろうか。ましてや継続的に行動し続け完全に習慣化する可能性なんてほとんど無いに等しいのではないか。
 一部の超人のような意思の固い人を除けば、大体みんな同じように感じていることだろう。
 我々のような普通の人はどうすれば、思い通りに行動できるのか。
 その答えは「選択の余地」をなくすことだと考えている。

「選択の余地」をなくすとは

 「選択の余地」をなくすとは、つまり「やるかやらないか考えない」ということだ。
 「やろうかな、、、でも面倒だな。」「あと5分経ったらやろう。ちょっとゲームしてからやろう」なんて考えたらその時点で負けだ。
 そんなこと考える暇なく「やるタイミングがきたからやる。」これが最強なのだ。
 例えば、後1時間で締切の仕事があったとする。そしたら迷う余地などない。「面倒だ」などと感じる間も無くあなたは仕事に取り掛かるだろう。
 とにかく、「やるかやらないか」の2択にしない。「やる」のみの1択で考えると自分でも驚くくらい仕事に取り掛かれるようになる。

どのようにしたら「選択の余地」をなくせるか

 「やる」のみの1択で考えると上述したが、「それができたら最初から苦労しない」思う。
 当然、精神論でそれだけ考えても大抵上手くいかないだろう。
 大事なのは迷わないためのシステム作りだ。
 私は人が行動する時に迷わないためには下記の要素が必要だと思っている。

 1.開始する時間が決まっている
 2.終了する時間が決まっている
 3.対象に対して、気楽に考えている(精神的負荷が軽い)

要素1.開始する時間が決まっている

 開始する時間が決まっているとは、その行動を何時何分から始めるか具体的に決まっていることを指す。
 この時間が来たら、何も考えないで始める。感情も思考も挟まないのがポイントだ。(私は自分がロボットになったつもりで行動を開始している。)
 開始時間が決まっていないとやろうかやらないか迷う余地が出てくる。「後でやればいいや」という悪魔の囁きが聞こえ始めてきてしまうのだ。

要素2.終了する時間が決まっている

 開始時間と同じくらい、終了する時間が決まっているということも重要だ。この重要性はよく「締切効果」や「パーキンソンの法則」などで説明されている。どちらも要するに、人間は無意識的に終了する時間に合わせて行動の速度が決まるという内容だ。
 同じ作業量でも「今日中に終わればいい」と考えているのと「あと30分で終わらせなければならない」と考えているのでは集中力が全く別物になることは想像できるだろう。

要素3. 対象に対して、気楽に考えている(精神的負荷が軽い)

 人間は精神的負荷に非常に弱い。取り組む対象が面倒と感じると一気に行動が億劫になってしまうものだ。それが例え今すぐ取り掛からなければならない大事なことだとしても、中々取りかかれないことがある。
 分かりやすい例を挙げると学生がテスト勉強をする際に急に部屋の片付けをし始める、などだ。
 テスト勉強という精神的負担の重い行動から逃げるために、比較的精神的負担の低い掃除をし始めるわけだ。
 掃除に時間を使っている暇など全くないというのは誰でも分かる。しかし理屈ではないのだ。人間は大抵感情で動くということを頭に叩き込んでおかなければならない。
 精神的負荷を軽くするためにはどのようにするべきなのか。もっとも簡単な方法が「1回に取り組む量を減らす」ことだ。
 詳しい話はまた別記事にて紹介するので興味のある方は確認してほしい。[[精神的負荷を軽くするために]]はいくらかコツがあるため、考察記事を読んで自分自身の方法を見つけることが大切だ。

精神論で行動を変えられるほど甘くない

 人間がサボる理由は「必要なことには体力を使わない」という原始的な、生物的な本能に基づく戦略だと考えられる。
 そんな根源的な行動原理に対して、精神論で勝負を挑もうとするのがそもそもの間違いなのだ。
 選択肢があった時点でこの本能は強烈に働き出す。ならば最初から選択肢をなくすことが唯一の方法なのではないだろうか。
 そのシステム作りに関しては他の記事でも詳しく掘り下げていくため、ぜひ自身でも色々と試していってほしい。

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